エリーゼエアコン不具合@勝手に検証

中の人のエリーゼのエアコン不具合。

【症状】
 ・操作パネルのスイッチがまるで効かない
 ・たまぁ~にスイッチが反応して作動する時もある
 ・借り物の操作パネルでは問題なく作動中

つまり、問題はブロアレジスター本体ではなく、操作パネル側。
エリーゼで、エアコン系が死ぬのは定番の不具合。
(エアコンがまるで効かないのは仕様で不具合ではない)

トヨタ型ならブロアレジスター本体が設置場所がおかしくて雨で水没してしまう為に死んでしまうらしい。ローバー型はどうか知らないが、やはり同じように死んでしまうらしい。
そして、トヨタ型でもローバー型でも照明のELは新車でも中古でももれなく死んでしまうらしい。コチラは幾度となく経験しているからまぁ仕方ないコトだと諦めている。

ココで、死んでしまうエアコン(送風)機能であるが・・・
うちのエリ子はブロアレジスター本体ではなく、どうも操作パネルであるコトが判明した訳だ。
と言うのも、直前の動作状況もあるが、代替で入れた借り物の操作パネルでは正常起動しているからである。

だから、問題の故障箇所はスイッチであるらしく・・・
スイッチ部分のみの部品手配となっていた。
どうやら、実は隠れた定番の故障箇所らしく、そこの部品だけで日本に在庫品があると言う・・・

で、壊れているであろうスイッチ部品については、SHOPさんから実は持って帰ってきており、数日前に通電テストを行った訳である。
その結果、テスターではおもいっきり正常稼動していた訳だ。


ウーン (Θ_Θ;) 壊れてない・・・

テスターで試験して正常稼動ってコトは・・・
原因は他にあるんじゃない?
送風の1・2・3のスイッチではなく、別部分の基盤とかでは?

おそらく・・・ 新品でスイッチだけ取り寄せても・・・
(´ヘ`;) う~ん・・・ たぶん、直らないんだろうなぁ・・・


そんな風に思ってました。
だから、そんなスイッチだけ入れ替えて直るかいなw
って思いで、SHOPさんにエリ子を持ち込んだ訳であるが・・・



バッチシ!OKです!



Σ(- -ノ)ノ エェ!? マジでw
ホンマに直っちゃったの!?


そんな、まさか・・・ である。
わずか数分で元通りに送風0・1・2・3の復活である。
故障部品を通電テストしたら正常だったから、スイッチを新品に入れ替えただけじゃ無駄って思ってたのに・・・
原因は絶対に他にあると思っていたのに・・・

さすがはエリーゼ、まったくもって謎である。
しかし、謎であるからこそ、確かめてみないとダメなのである。








そんな訳で、故障したスイッチを分解してみよう。

コレを分解して検証してみる
コチラが故障しているであろうスイッチ部分である。

テスターでの通電テストでは正常稼動してました。
んでもって、コチラはローバー型エリーゼの後期用のモノです。
(ローバー後期型はS2で掘りが深く、幌が後ろまで延びてない型)

ちなみに、同じローバーでも前期型は部品の品番も違うし、価格も後期型の4倍くらいするそうです。
ローバー後期型は2002年後半~2006年最終型ですかね?
知っているほとんどの方が後期型です。前期型の幌が後ろまで延びているタイプの方がレア種ですね。


では、おもむろにコチラのスイッチBOXを解体してみます。


バネが強烈に強い‥
カシメを1個ずつハズしていくと、ドカーンとフタが開きました。

どうやら、内臓されているバネが強烈過ぎる様です。


( ̄ェ ̄;) エッ?


ちょっと・・・ コレって・・・
おかしくないかな・・・




グリスがベットリ‥
何て言うか、グリスがベットリ過ぎない?


コレがロータリースイッチ
コチラがロータリースイッチのベースとなる金具ですね。

そもそも、このスイッチが壊れた原因は・・・
スイッチングによる可変抵抗の切替で、内部で配線燃えや抵抗がパンクして正常機能していないのでは?
とSHOPさんは推測してたみたいですが・・・

中の人は、そんな複雑な機能をこの大きさのスイッチBOXの中で出来る訳は無いと思っておりました。可変抵抗による電流の強弱を付けるコトが出来るなら、エリーゼの送風スイッチは風向切り替えと同じで無段階調整になっているハズだし・・・

スイッチを切り替えるコトでそれぞれの抵抗に切り替えるってのは、電圧計や電流計では定番の仕組みですが、電流値によって無段階に調整できるスイッチならいざ知らず、たかが3段階の強弱スイッチに抵抗値を変える必要ってあるんかな?
(ちなみに電流計と電圧計は実はどちらも全く同じ仕組みです)
そもそも、スイッチBOXの裏には、それぞれの端子から直接電流を取るようになっているし・・・


グリス汚れを掃除します
とりあえず、ベトベトのグリスを拭き取りました。かなり劣化してます。



常に接するC点がグラグラです
なんだか、常に接点を持つC端子がグラグラでした。

コレはひょっとして、C端子の接触不良なのか?
ちなみにスイッチオフの時が、B端子とC端子に通電。


Lの接点
ローであるスイッチ1の時が、B端子とC端子とL端子に通電。

赤い点は接点の目安として写真加工してみました。


Mの接点
ミドルであるスイッチ2の時が、B端子とC端子とM端子に通電。


Hの接点
ハイであるスイッチ3の時が、B端子とC端子とH端子に通電。

と言う単純な仕組みである訳で、BOXの中は単なるスイッチです。
抵抗値がどうのこうのはまるでありません。
そりゃ、それぞれのスイッチ端子の先に線が繋がるんだからね・・・


気になるのは・・・

一部、歪んでます
部品の精度が悪いのか・・・ ゆがんで?たわんで凹んでます。

コレだと、仮にココが接点になる場合はちょっと接触不十分では?

と言うか・・・
そもそも、内臓されているバネがおもいっきり強すぎなんだよね。

バネが強すぎて接点が凹んでる
接点となる大事な部分がかなり削れてました。

おそらくは、内臓のバネが強すぎるんでは・・・
そもそも、常に接点を持つC端子だけグラグラなのは・・・
バネの強さでモロに影響を受けている気がします。

こうやって、バネの強さで金具が擦り切れて年数が経つと接点不良で接触不良になるのが根本的な原因なのか・・・


爪を併せて再組込み
ロータリースイッチの切り掛けに併せて金具を組み込むにも・・・

バネを内臓させなきゃ余裕なんですが・・・
金具がスイッチとして接触するにはバネを組み込まないとダメです。

コレが実に超大変です。

バネが強すぎて大変‥
バネが強すぎて、この状態キープでスデに限界です。

このままの状態をキープして再組み込みなんて神業です。
何度やっても無理っぽかったので、BOXの一部を更に開けました。
(だって、工具がラジオペンチ1個しかないし・・・)


なんとかパチっと組み込んでゴムで固定
偶然にパチっと組み込めたので輪ゴムでグルグル縛って固定。

実は1回目の成功で握りこんだままカシメようと思ったのですが・・・
金具が指を容赦なく攻めてきて痛すぎで我慢できませんでした。

なので、コレは実は2回目の成功なのであります。


カシメなおしました
元通りにキレイにカシメて最初の状態に戻しました。

もちろん、中のグリスはしっかりと取り除いた状態であります。


横を大きく開けたので不恰好ですが‥
再組み込みで余りにも苦戦したので一部、ゆがんでおります。(汗

だって、こうでもしないと組み込みは無理だった・・・
ドチラか一方の壁を大きく開けないと素人&工具(治具)無しでは再組み込みは不可能ですよ。


工具がラジオペンチだけだったので仕方ありません
少々、不恰好なのは御愛嬌ってコトで・・・w

そんな訳で・・・
今回のエアコンスイッチの不具合ですが・・・

問題としては、純正スイッチBOXに内臓されているスプリングの強さってコトを非常に感じました。
そんなに強いスプリングにしなくてもイイし、そんなに強くしたら接点が削れるのも早いし・・・
けど、今回の不具合の根本的原因はそこでは無いと思います。

問題なのは、グリスではないでしょうか?
こう言ったスイッチなど接点、接触系の器具の場合、接点の磨耗の保護の為にグリスを塗るコトは割とあります。


で、ココからは素人の勝手な分析と思い込みですが・・・

こう言ったグリスは磨耗の保護が目的の一番である訳ですが、グリスを塗るコトでの短絡(ショート)はしてはならないので絶縁性が求められる訳です。
が、かと言って接点部分でグリスが絶縁してしまっては接触不良となるので通電性も求められる訳です。
つまり、相反する機能を同時に求められる?的な・・・
例えるなら、このグリスは上からも下からも・・・と言った中間管理職的なサラリーマンでしょうか?


分解した時に、今回の不具合の謎が一気に解けた気がしました。
機械構造的にはOFF・1・2・3の単純スイッチでしかない構造。
で、スイッチ部分には大量のグリス(しかもかなり劣化したグリス)

この大量のグリスが何の為か解らないとしても・・・
(てか、グリス多過ぎませんコレ?)

仮に通電性がなく、完全な絶縁体とすれば・・・
コレだけ大量に接点部分がグリスで覆われていると、どのスイッチも絶縁されて反応しません。つまり作動不能です。


では、仮に絶縁性がそこまで無いとしたら?
スイッチによって、各接点は正常に接した部分で通電して機器は正常稼動していたのかも知れません。
グリスが新しいうちは不純物も少なく、劣化もしてないので通電性も弱く、問題なく接点だけで通電していたと思われます。
しかし、13年もの月日がグリスを劣化(酸化?炭化?)させ、大量のグリスを伝って一定以上の電流を通電するようになった。
グリスが全接点に渡ってベットリと付着しているコトから、コレにより全スイッチに電流が流れるようになり、ブロアレジスターへ正常な信号が入らず、一切の動作が不能になった。


コレが今回の作動不良の大きな原因だと思います。

大袈裟に例えれば、純水は電気を通さないが、塩分や汚れによって雨水や海水が容易に電気を通すようになるってコトの油バージョンと言いましょうか・・・
テスター程度の通電テストでは、正常な動作を見せていたが・・・
いざ、電圧が掛かって本気の電流が流れた際には、簡単に接点以外へもグリスを介して電流が流れていたんじゃないかな?って。


なので、もし仮にローバー型で同じように13年以上、13万km以上走って酷使した個体で同じようにエアコンの不具合が出た場合・・・
それがブロアレジスター側ではなく、どうやらスイッチ側であると思われる場合は・・・
スイッチ部品を交換するのが手っ取り早い訳ですが、このスイッチBOXの中身を洗浄して古いグリスをキレイに取って新しいグリスを塗って再利用するのはどうでしょうか?

中の人は新品部品を装着したので、試してはいませんが問題なく動作すると確信しております。(多分
今回、分解してキレイに洗浄したスイッチBOXは・・・
10年後ぐらいに今のスイッチBOXが死んだら使おうかなぁ~

そんな訳で、ずっと謎だった故障原因が解った気がします。
よく解らんけど・・・ ぃぁ、解ったけど・・・
まぁ、良かった良かった・・・w


レモンを貰いました
そんな今日はSHOPの主治医からレモンを頂きました。

さて、どうやって使おうか・・・ (Θ_Θ;)
美味いレモネードの作り方なんて知らんし・・・

今夜はコレでカクテル三昧とでもしようか?
ジン・バックでスッキリってのもイイし、モヒートをライムではなくレモンで仕上げるってのもイイ。


しかし、おそらくは中の人的にはコレしかないか・・・

やっぱりコレじゃw
やっぱ、唐揚げにレモン!たまにはレモンもエエなw (´▽`)ハハハ


しばらくは檸檬を使った爽やかな揚げ物生活が続きそうです。




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コメント

No title

さすがnaruさん!まるで電気の実践授業みたい^^;

ディスカバリーチャンネル「名車再生!クラシックカーディーラーズの名メカニックであるエドの説明を聞いているようで、素人の私にも理解できました。

でも故障のデパートみたいな?エリーゼだからこそこういう実践的知識が身についたとも言えるかも(?_?)

オバrevさんへ

ぃぁ~、エド程のプロフェッショナルではありません。

なんとなく、気になったので他のローバー型エリーゼ乗りの為になればなぁ~と。エリーゼは新車状態でも不具合満載がデフォなので、こんなコトがスグにネタになってしまうんですよね。

今回は色々と勉強になりました。(笑

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